高等部について(石橋駅前校)
英語クラスについて
授業前の時間で解く、当塾五十年の伝統ある2種類の早解きテストから始まります。
「早解き英文法」は前回の文法授業で教えた分野から出題します。大学入試問題の中から選りすぐりの良問を集めてありますが、ポイントノートをよく復習すれば解答できます。出来なかった問題は当塾手作りの丁寧な解説付き解答をよく読み、もう1度解くように指導しています。(人数分の2倍数の早解きテストを置いておきますが、ほとんどなくなってしまいます。塾生達は自主的に解き直し用に2枚ずつ持って行きます)
もう1種類の「早解き英語長文読解」では、大学入試の英語長文の中から興味深い物語を実力で日本語訳させるようにしています。難解な英文もありますが、時間制限のない中でパズルを解くかのように格闘する「精読」の瞬間こそが、長文読解力が身についている時です。また年3回公立のほとんどの高校生が受ける全国模試「進研模試」の1か月前からは、「進研模試対策」も兼ねて、進研模試の過去問を解き、テクニックを含めた解説をしていきます。その結果、令和4年7月の高1進研模試では栃木県内英数国総合1位(宇都宮高校1年生・全国24位)、令和4年11月の高2進研模試でも同じく栃木県内英数国総合1位(真岡高校2年生・全国24位)と当塾生が栃木県内のトップに輝きました。
加えて高3生には、授業中に各大学入試の長文を設定時間よりかなり短くして解いてもらいます。高3生は、最近の入試傾向(共通テストや各大学の入試問題は、以前と比べ長文の語彙数が大幅に増え、長い英文を早く正確に日本語訳できる力を試すようになっています)に対応する「速読力」をつけます。高3の4月には各大学の入試問題の半分も読み切れなかった塾生達は、12月の共通テスト直前の12月には、本番より短く設定した時間内に読み切れるようになる塾生がほとんどです。
またこれらの英文の中から、重要単語をピックアップし、派生語、類義語、対義語など含め次回の授業中に「前回英単語」(塾生達は『前単』と読んでいます)としてテストをします。この「派生語などの塊で」「長文の中から」「芋づる式」に「覚えやすく忘れにくい」単語暗記法により塾生達は絶対的な単語力を身につけていきます。
これらの2種類の早解きテストの解説の後に、文法の授業に入ります。教科書ではわかりにくい英文法をかみ砕いてわかりやすく教えます。また板書したノートは、ポイントノートとしてテスト前や入試前などに復習すると大きな成果が出る、自分で作る最高の参考書として出来上がります。
その後は、「基礎構文」(実は英作文に最も効果のある勉強法は、重要な英文をそのまま暗記してしまうことです。ただ一般には、本当に意志が強い人以外、独学で英文を暗記する作業ができる生徒は極々稀です。)「前回英単語」のテストになります。テストと言っても、前回に出題する内容は伝えてあるので、それを覚えてきたかどうかの確認テストです。高1、高2時は特に、この「インプット」に当塾では最も力を注ぎます。どんなに英語のセンスがあっても、単語の意味がわからなければ、問題文の意味さえわかりません。繰り返しですが、自分を律して暗記作業を定期的に出来る生徒は極稀です。塾生みんなで同じ単語を競いながら週1回覚えるペースメーカーとしての役割も当塾にはあります。卒業生の塾に残す言葉「僕がこの塾に入塾してなかったら3年間五里霧中の中で勉強することなっただろう」【東北大学理学部、慶応大学薬学部合格、茂木中・真高卒】はまさしく真実です。
次に「リスニングテスト」を行います。週1回でも定期的に共通試験形式のリスニングテストを本気で解くことは大きな効果が出ます。
最後に「実力英単語」にて、一回の濃密な授業は終わります。このテストは前もって出題される単語は知らせずに実力で解きます。しかも成績の近い塾生同士で交換して採点させます。小学生から徹底競争に晒されてきた都会の受験エリートと大学入試で相対するには、この志の高い戦友たちとの「競争心」も大きなモチベーションの一つになります。
以上が英語クラスの授業の流れです。繰り返しですが、高1、高2生は『インプット』を中心に授業は進みますので、「わからない」「ついていけない」ということは一切ありません。以下の卒業生の言葉が全てです。「初めはあまり塾の予習、復習をやっていませんでした。その影響もあったのか学校の成績もあまり良くはありませんでした。しかしある日、先生のお話を聞いて、『今日からやってみよう』と思い、塾の予習、復習を始めました。そこからは人が変わったかのように、みるみる成績が上がっていきました。このように塾に通っていれば成績が上がっていくわけではありません。最高の内容と環境は与えられています。問題は自分自身の向上心と努力です。自分に勝たなければ受験は始まりません。」【東北大学理学部合格、真岡東中・真高卒】
また独特の問題スタイルである共通テストの演習、解説のみに特化し、事前準備不必要の「高3英語共通テスト」クラスも開設します。ただし二次試験で英語を受験する塾生(私立大まで含めるとほとんどの受験生は英語を二次試験で使います)は、通常の高3英語クラスを必須で受講し(進路指導や私立大受験校決定、共通テスト後の国公立大出願校決定の面談は高3英語クラスの前後で行います)、余裕があればオプションとして高3英語共通テストクラスの受講を勧めます。
また同じく事前準備不必要の高1英語少人数クラス、高2英語共通テストクラスも開設しますが、補習的なクラスなので、通常の高1英語、高2英語クラスの受講をお勧めします。
数学クラスについて
数学クラスも英語クラス同様、授業前に解く早解きテストの解説から入ります。担当講師が直に毎週採点し、また2次試験用の「論述式問題」も添削します。
その後は、5教科の中で教科書を読んでも特にわかりにくい「数学」という学問をかみ砕いてわかりやすく教授します。板書の内容もそれぞれの単元に「特大ポイント」「大ポイント」「中ポイント」「小ポイント」と名付け、重要度もわかるようにしています。英語同様この「ポイントノート」も自分で作る最高の参考書となり、各テストや受験前に見直し、お守りのように活用している塾生も多くいます。
ただ教科書の初歩から入って東大レベルまで教えるので、わからない箇所が出てしまうのは仕方ありません。東大入試でも数学は半分解ければ十分合格できます。塾の授業中に教授する内容の難易度を1~10に分類するなら、東大・京大・国立医学部志望者は9まで、東北大志望者は7まで、筑波・千葉・横国レベル志望者は6まで、宇大レベル志望者は4まで理解出来れば十分です。勿論、数学が得意になると大学入試では圧倒的に有利になります。ポイントノートを繰り返し復習し、自分の志望校レベルまで理解度が上がるようにしてください。
また数学クラスは、進度やレベルで高1・高2は2クラス、高3は3クラスご用意しています。各高校のトップを目指し、ハイレベルな授業を受けることができる「高1数学クラス」「高2数学クラス」、基礎を固めたい塾生が通う「高1数学少人数クラス」「高2数学共通テストクラス」を自由に選べます。高3生は、医・薬・工・理学部等2次試験で数学Ⅲを使う「高3数学クラス」、2次試験で数ⅡBまで使う農・看護・教育系の理系と2次試験で数学を使う文系対象の「高3数学文系2次クラス」、共通テストまでの「高3数学共通テストクラス」の3クラス編成です。※高1数学少人数クラス、高2共通テストクラスは学校の中間・期末テストの基礎レベルまでの授業となります。進度も各高校の復習となり補習的な内容で、進研模試や各高校の実力テスト・校内模試レベルの問題は扱いません。受験で数学を使う生徒は通常の高1数学クラス、高2数学クラスを受講してください)
国語・物理・化学各クラスについて
授業時間が短いため問題演習中心ですが、県内でこれらの教科をしっかり教えられる塾は極めて稀です。国語は、中学までは、読書が好きな人が良い成績をとる傾向にありますが、高校からは、古文・漢文は勿論、現代文でさえ本質を教わるかどうかで成績は大きく違ってきます。
中学までと違って、理系の生徒の理科における得手不得手は、英語・数学と同じくらい重要になってきます。また理科は、現役生は弱い傾向がありますが、当塾では高1からしっかり理科を固め、逆に理科を武器として難関大に合格した塾生が数多くいます。高2・3化学・物理クラスはそれぞれ東大・京大、国立医学部にも対応できる講義となっています。
いずれの科目も週1回ですが、テスト前以外は手を付けない生徒が多い中、塚原、服部各常勤講師が教鞭を執る濃密な授業を受講することで大きな差をつけることができるでしょう。